月間500万PVのブログを運営しているカズヨシ(@pv_mania_19)です。
- ブログ運営にベネフィットが欠かせない理由
- ベネフィットがブログの売上に関わる理由
- ベネフィットを考えるコツ
ブログ運営においてベネフィットを考えることは非常に大事で、ベネフィットを考えられているかどうかはブログの売上に直結します。ベネフィットを考えられないと、いくらユーザーを集めることができても商品がまったく売れないという事態になりかねないので、きちんとベネフィットを考えられるようにしましょう。当記事では、ベネフィットの意味やベネフィットの考え方、そして、実際にどのようにブログに取り入れていくか解説しているのでご参考ください。
メリットとベネフィット
ベネフィットの意味を伝えるには、メリットとの違いを説明するのが一番いいでしょう。メリットは聞き馴染みのある言葉だと思いますが、メリットとベネフィットの意味は似ています。
- メリット:モノの特徴やウリ
- ベネフィット:メリットによってもたらされる恩恵
わかりやすいのがこちらの話。
「ドリルを買いに来た人が欲しいのは、ドリルではなく【穴】である」
これをメリットとベネフィットに置き換えると、
- メリット:刃が回転する
- ベネフィット:楽に穴を掘れる
このようになります。
理解したいのがお客さんはメリットではなく、ベネフィットを求めているということです。要は、ドリルを求めに来たお客さんが欲しいのはドリル自体ではなく、ドリルを使って楽に穴を掘る体験ということです。
そして、これはどんなビジネスを行うにも必須の知識で、ブログ運営にも欠かせません。ブログも記事内で商品を販売する際、このベネフィットを考えた上で訴求していく必要があります。
- メリット:モノの特徴やウリ、ベネフィット:メリットによってもたらされる恩恵
- お客さんが求めているのはベネフィット
ベネフィットをわかっていないとズレた訴求になる
ブログ運営者もアフィリエイトなどでブログを通した商品訴求を行うと思いますが、ベネフィットを理解できていないというのは大問題です。なぜなら、ベネフィットを理解しないままに商品を訴求しても、ユーザーの心にまったく響かないズレた訴求になってしまうからです。
先ほど例に出したドリルを売る際も、「このドリル、回転速度が従来のドリルの2倍速いんです!!」と、ただ商品のメリットを説明してもお客さんの心には響きません。そうではなく、「回転速度が従来のドリルの2倍となっており、掘削作業時間が大幅削減できます。従業員の方の仕事が早く終わって楽になるかもしれませんね。」と、そのドリルを使うことで得られる恩恵を語ったほうが断然お客さんの心に響きます。
これがベネフィットを考えた訴求になります。当然、訴求がズレているとブログで商品を成約させることはできません。ブログのようにインターネット上で信頼関係が構築できてないようなビジネスではなおさらベネフィットを考え、ユーザーが真に求めていることを訴求していくのが大事ですね。
- メリットを語ってもお客さんの心には響かない
- メリットではなく、ベネフィットを語る
ブログ運営にもベネフィット訴求を取り入れる
ベネフィット訴求はブログ運営にも取り入れるべきです。ベネフィットを考えた訴求をすることで商品の成約率が上がり、売上アップが期待できるからです。
ベネフィットを考えるコツは以下の通りです。
- ユーザーのウォンツまで考える
- 他商品と比較する
ユーザのウォンツまで考える
ベネフィットを考える上で必要になるのがユーザー目線です。ユーザーの視点に立ち、ユーザーが何を求めているのかを考えていく必要がありますが、いわゆる「ニーズ」だけを考えていてはダメです。ニーズの奥にある「ウォンツ」まで考えなければベネフィットは見えてきません。
- ニーズ(NEEDS):求めているモノ
- ウォンツ(WANTS):顕在化されていないニーズ
これも具体例を交えたほうがわかりやすいと思います。
- ニーズ:食パンを焼くためのトースターが欲しい
- ウォンツ:美味しくパンを焼けるなら多少高いトースターでも買う
ニーズである「食パンを焼くためのトースターが欲しい」は非常にわかりやすいですよね。朝、食パンを食べる人が多いのは周知の事実で、トースターに需要があることは容易に想像できると思います。
ただ、「美味しくパンを焼けるなら多少高いトースターでも買う」というウォンツのほうは、周知の事実ではないので一歩踏み込んで考えないと思いつきません。ちなみにこのウォンツに気づいて大成功したのが、バルミューダの高級トースターですね。一般的なトースターの平均価格が4,000〜6,000円に対し、バルミューダのトースターは25,000円と強気価格ですが、「美味しいパンを焼ける」「洗練されたデザインの家電が欲しい」というウォンツを捉えた結果人気商品となったわけです。
また、私もウォンツを考えて作ったサイトがあります。それがこちらの「サイト帝国」というサイトで、サイト成功事例共有サイトになります。
これは、「ブログのノウハウはわかったけど、実際にどういうサイトを作ればいいんだろう??」というブログ運営者の顕在化されていないニーズがあるのでは??という推測の元立ち上げたサイトです。ブログのノウハウを発信しているサイトは数多くありますが、実際にどういったサイトでうまくいっているのかを発信しているサイトは見たことがないですからね。様々なサイトの成功事例を具体的に解説しているので、ぜひご覧になってください。
他商品と比較する
前項はユーザー目線でベネフィットを考える方法ですが、商品軸でベネフィットを考えることもできます。特に、おすすめなのが他商品と比較することです。
先ほど例に出したバルミューダですが、他製品と比べると洗練されたデザインで、バルミューダらしい特徴だと思います。そこから、「おしゃれな家電で揃えたいというウォンツがあるのでは??」と予想していきます。インテリアという市場があり、「部屋をおしゃれにしたい」というニーズがあるので、「家電もおしゃれが良い」というニーズもありそうですからね。他商品と比べ、他商品にない特徴を見つけることができれば、それはベネフィットを見つけるチャンスになります。
ベネフィットを考えるコツは
- ユーザーのウォンツまで考える
- 他商品と比較する
ブログで使えるベネフィット訴求の具体例
では、実際にアフィリエイト案件を元にベネフィット訴求の具体例をお伝えしていきます。例えば、人気食材配達サービス「OiSix」。有機野菜をはじめ、様々な食材をまるっと配達してくれるサービスなのですが、ダメな訴求例がこちら。
かなり極端なダメな例ですが、ここまではないにしてもこのような訴求をしている記事はよく見かけます。逆に、ベネフィットを考えた訴求がこちらです。
こちらは「OiSix」を利用したことで、
- 買い出しの機会が減った
- 献立に悩むことが減った
というベネフィットを伝えています。ベネフィットを意識した訴求のほうが、ユーザーが商品を使うことで得られるメリットをより鮮明にイメージできるのできちんとベネフィットを伝えてあげましょう。ネット記事のような一方的なコミュニケーションの場合は特にです。
訴求次第で売上は変わる
ブログ運営において訴求の仕方は非常に大事です。素晴らしい記事を作成しどれだけ集客できたとしても、誤った訴求方法をしてしまうとせっかくの商品価値をユーザーに届けることができないですからね。それは、「欲している人」に最適な商品を届けられなかったという非常に残念な事態が起きてしまったことを意味します。良い商品を求めているユーザーにちゃんと届けてあげるために、ぜひ今日からブログ運営にベネフィットを考えるという工程を導入してみてください。
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