ページ/セッションを1.5→3.5まで伸ばした4つの施策

2021 5/28

2021.03.08 2021.05.28

カズヨシ（@pv_mania_19）です。

ページ/セッションとは、一人のユーザーが平均して何ページ閲覧しているかを数値化したものでGoogleアナリティクスで確認できます。ブログのPV数を伸ばす上でこのページ/セッションの数値は非常に大事で、この数値が高いとサイトに訪れるユーザー数は同じでもトータルのPVは多くなります。

今回、僕が運営しているサイトでページ/セッション数を1.5→3.5とかなり良い感じに改善することができました。こちら2020年3月から2021年3月までの月ごとのページ/セッション数のデータなのですが、2020年3月はページ/セッションが1.52ですが、2021年3月時点では3.54まで伸ばせています。

約2.3倍の改善となるので、サイトに訪れるユーザー数が同じでもサイト全体のPVは2.3倍になります。これはかなり嬉しいですよね。

いかにしてページ/セッション数を伸ばしてブログのPVを伸ばしたのかこちらで解説していきますので、ブログに取り組んでいてもっとPV数を伸ばしたいと考えている方は是非参考にしてください。

ページ/セッション数はいかにして決まるのか

ページ/セッション数を伸ばした施策についてお伝えしていく前に、まずはいかにしてページ/セッション数が決まっていくかについてお話しておきます。ページ/セッション数というのは冒頭でもお伝えした通り、一人のユーザーが平均して何ページ閲覧しているかを数値化したものです。つまり、一人のユーザーがサイト内のページを多く見てくれるほど、ページ/セッション数は伸びていくということになります。

ということは、どうすればページ/セッション数を伸ばせるかが見えてきましたね。そうです、記事に訪れたユーザーが別のページにたどり着きやすい構造にしていけばページ/セッション数は伸びていきます。

ブログ初心者の方には特に聞いておいてほしいのですが、ユーザーはサイトをくまなく回ってくれたりはしません。ユーザーは検索経由、Googleの検索窓で何かを調べ、検索結果の中からあなたのサイトにたどり着くわけですが、何の施策も打っていないとほとんどのユーザーはその記事を読んで終了です。記事下に関連記事が表示されていると思いますが、それだけではユーザーが別の記事を読んでくれるということはあまりありません。なので、こちらでユーザーが別の記事を読んでくれるような構造にしてあげる必要があります。簡単に言うと、「ユーザーにとって便利なサイト構造を目指していく」ということです。

では、いかにしてサイトのページ/セッション数を高めていったのかをこれからお伝えしていきます。

ポイント

基本的にユーザーはサイトを回遊しない
ユーザーにとって便利なサイト構造を目指す

ページ/セッション数を2.3倍にした4つの施策

まとめページへの誘導

これは先ほどの関連記事への誘導と似た施策なのですが、まとめページを作ってそちらにも誘導するような形にするとより効果的です。先ほどの鬼滅の刃をまた例に挙げますと、鬼滅の刃アニメの感想記事を書いていき、感想記事が増えてきたらそれらをまとめたページを作成していきます。このようなページですね。

この施策はかなり有効で、僕のサイトではかなりのユーザーがまとめページを利用してくれました。まとめページへアクセスしてくれると、それだけブログのトータルPVは増えます。一番見られているまとめページは、そのページだけで月間9万PVほどあるので、まとめページを作成したおかげで月間9万PVは増えたことになります。

さらに、まとめページから個別ページを見てくれるユーザーも多くいるので、実際の効果は月間9万PV以上になります。まとめページも関連記事同様、記事下から誘導してあげると効果的です。関連記事＋まとめページへの誘導でサイトの利便性を高めてあげましょう。

アニメのようなシリーズとなっている記事はこのように誘導しやすいですが、もちろんジャンルによってはここまでうまく誘導できない場合もあります。ただ、このような形にできればページ/セッション数は間違いなく伸びていきますので、ご自身が取り組んでいるジャンルでも応用できないか是非試してみてください。

固有名詞からの誘導

正直、これはあまり効果が高くない施策となりますが一応紹介しておきます。関連記事への誘導・まとめページへの誘導に加え、僕は固有名詞にリンクを付け、固有名詞をクリックすればその解説ページに飛ぶような施策をしました。例えば、今書いた「固有名詞」に固有名詞について解説したページのリンクを貼り、気になったユーザーがクリックするとすぐに詳細情報を知れるような構造にしてみました。

ただ、これはあまり効果が高くなかったです。固有名詞をクリックしてくれるユーザーはそれほど多くなかったですね。ただ、ないよりはあったほうが利便性は高いですし、クリックするユーザーがいないわけではないので、興味がある方は試してみてください。ただ、個別記事を書くという労力がいりますし、それほど効果も高くないので優先度は低いです。

ユーザーの属性を絞る

こちらは少し番外編になるのですが、そもそもサイトを利用してくれるユーザーの属性を絞るとページ/セッション数は伸びやすくなります。例えば、またまた先ほど例に出した鬼滅の刃で説明しますが、サイト内で鬼滅の刃についての情報を幅広く扱っていくと、ユーザーの属性がわかりにくくなってきます。鬼滅の刃のアニメの感想を見たい人がアクセスしていたり、キャラクターの情報を知りたい人がきていたり、声優についての情報を知りたい人が訪れていたりと、「鬼滅の刃に興味がある人たち」とざっくりとしたことしかわからなくなってしまいます。対して、鬼滅の刃のアニメの感想記事だと書いていたりとすると、集まってくるユーザーはアニメの感想について興味がある人だけです。そうすると、自分のサイトにきてくれるユーザーが他にどんなことに興味があるかが想像しやすいですよね、同じく別のアニメ感想記事に誘導していけばページ/セッション数は伸びていきます。

加えて、書く記事を絞っていったほうがサイト構造も組みやすいです。アニメ感想記事オンリーであれば、アニメ感想記事→感想記事をまとめたページで完成で、ユーザーも作りがわかりやすく利用しやすくなります。対して、鬼滅の刃全般を扱うサイトだと別の記事に誘導する形にしていくのが難しくなってしまいます。

もちろん、サイトの運営方法は様々なので、どっちが正解ということはないのですが、個人的にはなるべく特化させたサイトにし、集まるユーザーを絞ってユーザーがより使いやすいサイトを目指していくのがおすすめです。ただ、絞りすぎて需要が少なすぎたり、記事数を増やせず書く内容がなくなってしまう形となってしまってもダメなので、バランスを見ながらどういうサイトにしていくから考えていきたいですね。

ユーザーにとって便利なサイトを目指していく

今回、僕が運営しているサイトでページ/セッション数を伸ばすことができたので、「ページ/セッション数を伸ばす方法」という切り口で記事にしましたが、根底にあるのは「ユーザーにとって便利なサイトを目指しましょう」ということです。ここで紹介した施策は詰まるところ、「便利なサイト作り」になります。ユーザーにとって便利な形を目指していけば自ずとページ/セッション数は上がっていきますので、「どうしたらもっとユーザーにとって便利なサイトになるかな？」という視点で取り組んでみてください。

とは言え、そういったアイデアを自分で考えていくのは少し難しいと思います。なので、他のサイトを見て「この構造いいな」と思ったものを取り入れていくのがおすすめです。実は僕も、今回の施策は別のサイトを見て取り入れたものです。とあるゲーム攻略サイトの構造がかなり使い感じだったので、自分のサイトにも取り入れてみました。ゲーム攻略サイトは、サイト構造がかなり考えられているので勉強になります。是非一度はチェックしてみることをおすすめします。

ページ/セッション数が伸びる＝ユーザーにとって使いやすくなったということになるので、サイト評価も上がり間接的にSEO対策にもなるかなと思ってます。このサイトは月間500万PVを達成しましたが、この施策のおかげもあってPVが伸びたはずです。