昨今、サイト運営において「指名検索数は大事」と言われています。僕も完全同意で、サイト名検索数を増やすよう意識していました。
その結果、運営しているサイトの指名検索数を月間4,000超まで伸ばすことができました。今回、なぜサイト名検索数を伸ばすことができたのかを分析してみたので、サイト運営者の方は是非参考にしてみてください。サイト名検索数は非常に大事な要素なので、サイト運営者は必見かと思います。
サイト名検索数が月間4,000超に
昨今のSEOでは「指名検索されるのが大事」と言われています。GoogleがE-A-Tを重視しているからですね。E-A-TはExpertise(専門性)、Authoritativeness(権威性)、Trustworthiness(信頼性)の略で、指名検索は「信頼性」の構築に貢献します。要は、「指名検索されるサイトはユーザーからの信頼性が高い」と評価されるわけです。結果、SEO的に有利で上位表示しやすくなります。
僕も指名検索数は意識して運営しており、結果先月2022年1月は月間4,000超指名検索数を獲得することができました。
ここまで獲得できたのは僕の10年弱のブログ人生の中でも初で、非常に上手くいったなと手応えを感じております。では、なぜこれだけのサイト名検索を獲得できるようになったか、その分析をまとめたいと思います。
自然に訪問してもらえるサイトを目指す
「指名検索を増やす方法」と検索するとすでに多くの記事がありますが、正直書いてあるのはどれも小手先に過ぎず、はっきり言って参考にならないです。「SNSを運用する」「覚えやすいサイト名に」「広告を出す」といった方法がよく書かれていますが、そういうことじゃないんですよね。いや、確かにそれらの方法は指名検索を増やす方法として正しいんですが、本質じゃないんです。だから、それを鵜呑みにしていくらSNSを頑張っても指名検索数を増やすのは難しいです。
指名検索を増やすための本質、もっとも重要視すべきことは「自然に訪問してもらえるサイトを目指す」、これです。実際、僕もこれ以外に指名検索数を増やすために取り組んだ活動は特別ありません。自然に訪問してもらえるようなサイト作りを続けた結果、勝手に指名検索数が増えていっただけです。
この「自然に訪問してもらえるようなサイト作り」ができていないと、どれだけSNSを頑張ろうが、どれだけ覚えやすいサイトにしようが、どれだけ広告を出そうが指名検索は増えていきません。美味しくなかったお店にいくら宣伝されても二度と行こうとは思いませんよね??サイトもそれと同じです。
もう一度訪問したくなるサイトに
僕のサイトが指名検索数が増えている理由は、再訪問者が増えているからです。一度検索からサイトに訪れてくれたユーザーが、サイト名を覚えてくれていて、改めてサイト名で検索をかけて再訪問してくれるという流れで指名検索数が増えています。実際、月間リピーター率は20%を超え、多い日だと40%近い数字になっていることもあります(僕が運営している他サイトの月間リピーター率は10%程度)。
では、再訪問してくれるようなサイトはどんなサイトなのか。最低限兼ね備えておくべき要素がこちらです。
- どんなサイトか明確に伝わるコンセプト
- 使いやすいサイト構造
- 定期的な記事更新
どんなサイトか明確に伝わるコンセプト
再訪問してくれるようなサイト作りでもっとも重要と言っても過言ではないのがここです。これがないとまずリピーターを獲得できるようなサイトにはならないので、サイトコンセプトの有無がすべてと言っても言い過ぎではありません。
これ実際検索してサイトを利用してみるとわかるんですが、ほとんどのサイトって記憶にないんですよね。「もう一回このサイト見よっかな」となることなんてほぼなくないですか??大抵の人はそうなので、前提として「ほとんどの人は一度見たサイトのことなんて記憶の片隅にもない」と考えたほうがいいです。
その上で自分のサイトを覚えてもらう確率を少しでも上げるためには、わかりやすいサイトコンセプトはどうしても必要です。「このサイトはこういうサイトです」というコンセプトがあって初めて、ユーザーに「このサイトまた来たいかも」と思ってもらえる可能性が生まれるのです。
簡単にサイトコンセプトを生み出すコツは扱う領域を狭めることです。例えば、昔作ってそこそこ上手くいった例が「女子ウケ」というテーマに沿ったランキングサイトです。「女子ウケの良いロングコートランキング」みたいな形で、徹底的に「女子ウケ」に絞って記事を作成していきました。すると、「女子ウケ」という一貫したテーマがサイトに生まれるので、「女子ウケの良い情報を知れるサイトなんだな」とユーザーに思ってもらえる可能性が生まれます。結果、そのサイトも指名検索数は増えました。
僕はブログはやはり特化型をおすすめしていますが、その理由もここにあります。いわゆる雑記ブログだとサイトにコンセプトが生まれないので、初見ユーザーの記憶に残らないんですよね。今の時代、ユーザーに再訪問されず指名検索数も増えないようなサイトは長期間生き残っていくのは厳しいと思うので、可能であれば明確なコンセプトを有した特化サイトで運営していきたいところです。
使いやすいサイト構造
もう一つ最低限すべき施策は使いやすいサイト構造を目指すことです。使いやすいサイト構造というのは、階層的構造になっているサイトです。具体的には個別記事→まとめ記事→トップページ、逆にトップページ→まとめ記事→個別記事にもいけるような動線がわかりやすくなっているサイト。
そして、トップページもしっかり整備されているのが望ましいです。ブログの初期設定だと新着記事が羅列されているだけですが、あれだとトップページ→まとめ記事という動線がなく、ユーザーが使いやすいとは言えません。トップページの形に正解はないので一概には言えませんが、ユーザーがまとめ記事に流れやすいような形に整えてあげるのがベターです。
僕は特化型のブログ運営を推奨していますが、その理由はここにもあります。特化型のほうがサイト構造を組みやすいんですよね。雑記ブログにしてしまうといろんな属性のユーザーが集まってしまい、トップページにどのコンテンツを置けばいいかを決められなくなってしまいます。特化ブログのほうが断然サイト構造を組みやすいので、そういう意味でも僕は特化ブログをおすすめしています。
定期的な記事更新
また、あまり着目されないところではありますが、定期的な記事更新も指名検索数の増加に繋がると僕は考えています。サイト名検索までしてくれる人は、そのサイトの更新を楽しみにしているということ。にも関わらず、新規記事が更新されていないとユーザーの信頼を失い、それ以降サイト名検索してくれなくなってしまうかもしれません。これは非常にもったいない。
サイト運営は記事更新が軽視されがちな気がします。「記事数より記事の質が大事だ」と。それはもちろんそうなんですが、それが更新頻度を落としていい理由にはなりません。質の良い記事は当然として、なるべく更新頻度も高く保ちたいところ。
人気YouTuberを見るとわかります。いまだに人気を維持しているYouTuberはほとんどが更新頻度を高く保っています。逆に、いわゆるオワコンになるYouTuberは配信がまちまちだったり、長期間の休止活動をした人たちが多い。サイト運営とYouTubeは全然別物なので、必ずしもYouTubeの理論がサイトにも当てはまるわけではないですが、「ファンを増やし続ける」という点は同じです。そのためには「記事更新頻度を高く保たない」と考えるのは当然のことだと思うんですよね。
どのくらいの更新頻度がいいかは一概には言えませんが、可能であれば毎日更新することに越したことはありません。僕もさすがに毎日更新はできていませんが、最低でも3日に1本は更新するようにしています。記事を楽しみにしているユーザーがいる以上、それが当然のことだと思いますし、その意識がサイト名検索数の増加に繋がると思います。
細かい施策も導入していきたいところ
指名検索数を4,000超獲得できた主な方法が以上です。細かい施策を導入せずともこの2点を押さえて良質なコンテンツを作り続ければ、自然とサイト名検索数は増えていくでしょう。
ただ、SNS運用や広告といったテクニックを導入したほうが指名検索数はより増えていくと思うので、取り入れたほうがいいのは間違いないです。僕もそこはまだ弱いのでこれからは導入していきたいところ。
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